「想像を絶するだらしなさ」
めっちゃくちゃ久しぶりのブログになってしまった〜〜〜〜〜!!!!
え? 10月26日以来なの…1ヶ月ぶりどころじゃない…。
この空白期間、私が何をしていたかというと、何もしていないです。ニートの気分を味わっていました()。
11月の半ばに、いつも通っている図書館が一週間休館の期間になってしまって、そこから私は外出することをやめ、ひたすら引越しの時のままになっていた段ボールを片付けていました(引っ越しは5月)。そうしているうちに風邪を盛大に引き、さらに引きこもりになりました。
そんな時に世間を踊った言葉、
「想像を絶するだらしなさ」
ひ、響く〜!!
そんな私が戻ってこれたのは、やはり超まとも人間・彼氏さまのおかげ。神様、仏様、彼氏様〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
何度土下座しても足らない。ひれ伏すしかないです。
遠距離中なので先日1ヶ月ぶりに会いに行ったのですが、なんというか、怒るわけではなく、本当に「諌める」という感じで…。ダメ人間は、また頑張らなくちゃ、頑張ろう、と思えたのでした。
12月14日からは、いよいよ宣伝会議の【編集者・ライター養成講座】がスタートです。ずっとここからが本当のスタートだと意気込んでいた講座です。半年、全力でやります。
また読書感想文を投稿しようと思います。それではさようなら。
秋はノスタルジー
今週のお題「秋の空気」
初めて「今週のお題」とやらの記事をかいてみます。
秋が一番好きな季節だっていう方、きっと結構多いのではないでしょうか。
私もそのうちの1人です。
なぜかというと、誕生日があるから〜!!!笑
誕生日は幸せな記憶しかない日。そんな人生に感謝ですね。
私は東北の出身です。だから、東京に来て、故郷で感じていた「秋の空気」をあまり感じられなくなって寂しい気持ちです。
でも、私が故郷で「秋の空気」だと思っていたものは、東京では「冬の空気」なのかもしれません。
東北の秋は早いです。お盆を過ぎたらもう夏は終わり、今年も冬がくるね〜という感じになっていきます。
私が通っていた都内の大学には、鮮やかな黄色に紅葉するイチョウの木がたくさんありました。
最初の秋。待てども待てども紅葉しない。やっと黄色になったのは確か12月のことだったと思います。
とんでもなく遅れて秋が来るんだなあ、なんて思った記憶があります。
秋の空気を押しのけるように東北にやってくる冬の匂い。これが大好きでした。「冬の匂いがする!」って高校の昇降口を出て友達とはしゃいでいる記憶が、今も鮮明に蘇ります。
実態は「冬の空気」なんだけど「冬の匂い」っていう表現がしっくりくるんだよなあ。
冬の匂いの正体ってなんなんだろ。
この感覚を共有できる人とは、心のつながりを感じます。
きっとこの先の人生、いろんな場所に移り住むのだと思います。
その度に、新しい感覚を得て、古い感覚は忘れてゆく。
今は、手のひらにスマホさえあればなんだってできるように感じてしまう時代。
でも、やっぱり身体的空間に属したものもあるんですね。
古い感覚は忘れたように感じてしまうけれど、きっとその場所に戻れば思い出せる気がします。ノスタルジーの一種の正体かな。
今年も秋がやってきて、やがて冬になります。
自分が留まっていても、季節は過ぎ去って行きます。
ゆったりと、季節の空気を感じながら、生きたいです。
読書感想文④Kazuo Ishiguro『日の名残り ノーベル賞記念版』
(※ネタバレほぼありません)
初めての感覚。
「つまらない」のに、本の世界から戻ってこれない。本当の異世界に来てしまったよう。
結構前に読み終わってました。初めてカズオイシグロの本を読みました。
舞台は戦間期イギリス。主人公は執事の男、スティーブンス。ダーリントンホールという館の執事を何十年も務めている老齢の男。長年仕えた主人は何年か前に亡くなり、現在はアメリカ人の主人に仕えています。
物語は、彼の語りで進んでいきます。現在に多くの回想を交えながら。
彼は1週間の休みをもらって自動車で旅行に出ます。そうして、昔ダーリントンホールで女中頭をしていたミス・ケントンに会いに行きます。もう20年ぶりぐらいに。
私はこの読書感想文を書くにあたって他の方の書評だとか考察だとかを、何も読んでいません。
的外れだとしても、自分の中からのみ湧いてきた感想を書きたいと思ったので。
正直、最初はすごくつまらない本だなと思ったんです。私は近世〜近代のヨーロッパが大好物なので時代設定はぎりぎりストライクゾーンでした。でも、なんせ物語がなかなか進まない。スティーブンス、過去に引きずられ過ぎでしょ……という感じ。
でも、なぜか読むのをやめると、早く本の世界に戻りたいと思ってしまうんです。読んでいる最中も、つまらないとすぐ集中力って切れてしまいますが、そんなこともない。
私は普段から本の世界に浸りやすい方だと思います。その本の文体でひとりごちたりしてしまいます。
しかしこの物語は、私の心の中だけでなく、私の周りを丸ごと包むように、私を異世界に連れて行ってしまいました。
読了してから数日間、その不思議な感覚は続きました。
私の語彙力が乏し過ぎて、この感覚をうまく表現できないことが本当にもどかしい…。
うーん。ノーベル賞ってすごい(思考の停止)。
この不思議さ、今は考えても理由がわからない気がします。
もっとたくさん本を読み、考え、書く……そうしたらいつかわかるのかな。
この物語は映画にもなっているんですが、多分映像より文章の方がいい気がします。
映画だと「これはラブストーリーです」って感じになってしまうのではないでしょうか。予測ですが。
この物語は、ラブストーリーだったとわかったところ、峠を越えたところすぐで終わっています。
そこまではずっと、これは愛の物語なのか? そうじゃないのか? と思わせながら進む感じ。いや、私の読解力がないだけかもですが。
文面に現れない、深層心理に働きかけるような、第5感に働きかけるような、そんな文章だから異世界に連れて行かれたのかな。
私は昔吹奏楽部で「通奏低音」というものを習いました。文字通り、ずっと鳴ってる低音です。ほぼ気づかれない、でもものすごく大事な音。それがないと180度その音楽が変わってしまうような、世界が崩れるような音。
この本には、そんな通奏低音みたいなものがあるのではないでしょうか。
なんともまとまらない読書感想文になってしまいましたが、これを書いているだけでも異世界感を少し思い出しました。
解説の村上春樹によると、カズオイシグロは同じ型の物語を書かないそうですね。
違う型の本も読んでみたら、原因が絞られてきますよね。読んでみよう。
それでは。
社会人1年目、会社、またやめちゃった〜!
みなさまお久しぶりでございます。
台風は大丈夫でしたでしょうか? 私は実家のある岩手にたまたま帰省していたのですが、岩手でもあんなに威力を保ったままの台風、過去にないなと思いました。
3.11以降、見ず知らずの人の悲しさが、本当に胸にきます。傷ついている人に、どうかまた大きな幸せが訪れますように。
そんなこんなで、私は、ついに、夢を叶えるスタートラインに立ちました!
会社を退職し、フリーライターになりました!
わ〜〜〜〜!☺️💖🎉㊗️
とはいえ、実態はほぼニート……笑
だらだらしてしまう日も多く、先人たちを尊敬する毎日です。
履歴書は、それはそれはひどいものになりました。
【新卒入社▷1ヶ月未満で退職▷転職▷5ヶ月で退社】
…笑っちゃう。
大学卒業までは結構華やかな(?)ものなのに……。笑
でも、そんな「履歴書」はもう使わない世界に行くのだから、いいのです。
いや、執筆に逆に有効に使えるようにします。
退職理由は、やっぱり復職しても同じこと(適応障害▷休止)を繰り返すだろうと思ったからです。
私なりに適応障害を勉強し、自己を分析し、原因を考え続け、
最後は自分の気持ちに素直に従おう、と思いました。
もちろん不安はたくさんあります。なんとまだ親にも言えていません。
でも、やりたいことをやって、好きに生きたい。私の短くて貴重な人生だから。
自己紹介や、ポートフォリオ的な記事もこのブログに書いておかないと。
今までは高校や大学を選んだとは言え、選択肢はかなり狭く、ほぼレールを歩く人生でした。
私は自分で決断したことが本当に少ない、意思のない子だったんです。
そんな子が、崩れそうな石橋を、よく確認もせず渡り始めている。
ほんと、危なっかしいすぎる。笑
よく「行動力あるね」と言われますが、後先考え過ぎないのも大変です、周りの人が。🙃
とにかく、頑張ります。
フリーライター・セイナを、今後ともよろしくお願いいたします!
物価半分のベトナムで富豪になろう旅③
忙しい時は書かなくていいや、となってしまっているブログ…。
ふと「書くこと」そのものももちろん大事だけど、「あと一歩踏ん張ってパソコンに向かう気力の鍛錬」の方が私に大事な気がしました。昨日。
ベトナムの観光地
ダナン・五行山
5つの岩山を総称してこう呼びます。孫悟空を封印していた伝説もあるのだとか。
5つの山のうち1つが観光名所となっています。日本にはあまり見られない大理石の山で、切り立ってそびえ立っています。山というより、侵食に取り残された巨大な岩部分、という感じでしょうか。
山の中にはお寺や洞窟がたくさん。ベトナム戦争時には軍が利用していたそうです。
「山」と言っても観光地だし…と思って行ったのですが、想像をはるかに超えて「冒険」でした。
洞窟の人1人がやっと通れる穴を登ったり、ゴロゴロとした岩を登り降りしたり…。靴で行って良かった。しかも大理石だから滑るんですよね。日本なら立ち入り禁止になりそうな場所でした。でもすごく楽しかった。
険しいルートを通らずに観光することもできますのでご安心を。でも地図が大雑把で、正確に現在地がわからず、迷い込んでしまう確率は大です。
建造物は中華風でド派手。ベトナムはやっぱり歴史的にも、他の東南アジア諸国より中華の影響が強いな〜と感じました。現在は韓国強めだけど。
ダナンの街は大聖堂くらいしか観光するところがありません。なので、ダナンに行った際は市街地から少し足を伸ばして五行山まで行ってみてください。
余談ですが、ダナン市街地でスーパーにいこうと思ったら「Big C」がおすすめです。とにかくでかい。食料品以外もあります。お土産やおやつ・お酒、ここで全部買いましょう。現地の人も多く訪れています。
ホイアン旧市街
ダナン・ホイアンはセットですよね。車で1時間弱くらいの距離です。
ホイアンはダナンと違って、観光地です。黄色い壁の建物が並ぶ旧市街が見どころ。
最初の観光スポットで、旧市街の観光スポット5つに入れるチケットを買います。どこを選んでもOK。
日本人がかけた「日本人橋」が一番賑わっていました。他は何箇所もありますが、昔の家(を利用した博物館)もしくはお寺、会館です。一種類ずつ訪れればいいと思います。
あとは全てお土産やさんになっています。一ヶ所だけ市場も。
夕暮れ時に川沿いを歩いたらとても景色が良かったです。日本人橋の近くにレストランが並び、ランタンも綺麗なので、そこをゴールにするのが良いでしょう。
船も大好きなので乗りました。ベネチアンゴンドラ的な感じ。
ホイアンは半日あれば十分満喫できます。
観光地だけど物価は半分。人も良い。最高でした。質問あればなんでもどうぞ!
ベトナム旅、完結!
物価半分のベトナムで富豪になろう旅②
皆さまこんばんは〜!今日は珍しくこの時間の投稿です。
ベトナム旅の続き🇻🇳食について書きます!
ベトナムの食
日本人の胃に優しい食でした。いろんなハーブが入っていましたが、取り除けるので苦手な人も大丈夫。ベースの味付けは、フォーに代表されるように優しくて食べやすくて胃もたれしません。
私は白米を食べないと死んでしまう人種なのですが、ベトナムはとにかく米文化だなと思いました。
ライスだけでなく麺もほとんどが米粉の麺でした。日本は米が美味しいからそのまま食べる文化だけど、ベトナムは米そのものがあんまりだから色んな加工の仕方があるのかな?それとも小麦に適さないからかな?
私大学で地理歴史を専攻していたので、旅行すると色んなことを考えられて、それも楽しみの1つです。学校の勉強が実生活の役に立たない?そんなことあるかい。
勉強した人だけが思考できることがあると感じます。だから理系科目とか、私が思考できてないこともこの瞬間にもたくさんあるんですよね…。
話はそれましたが、フォー、生春巻き、コム・ガー(ダナンのチキンライス)、ホワイトローズ(ホイアンのエビ餃子、透明なモチモチの皮で美味しい!)、バインミー(フランスパンに様々な具を挟んだもの)、名前忘れたけどホイアンの汁なしまぜ麺、などなど、たくさんグルメを堪能しました!
飲み物もベトナムはコーヒーが有名だし、日本では高価な生のフルーツジュースをたくさん飲めました。お腹も下すことはなかったですよ!
特にホワイトローズが美味しかった。よく点心で見る海老餃子と構成は一緒だけれど形が薔薇の花びらみたいな感じで…色んな具入りのものも付いてきました。
地元の食堂であれば日本の半分以下の物価で食べられますし、最高です。写真載せられないのが悔しい、、。
コム・ガーはダナンの「コム・ガー・アーハイ」が、
ホワイトローズはホイアンの「ホワイトローズ」がオススメです。
ベトナムは南北に長い国だからか、食も文化も少し離れるだけでオリジナルがありました。
ホイアンとダナンも車で1時間もない距離なのに、同じチキンライスでも結構違ったりとか。
複雑な統治などの影響もあるでしょう。
ということで、今度はホーチミンなどにも行ってみたいと思いました。
ベトナム、いい国!🇻🇳
読書感想文③一橋文哉『人を殺してみたかった 名古屋大学女子学生・殺人事件の真相』
やっと読書感想文が書ける〜。
少し前に「あなたの番です」というドラマがすごく流行りましたよね。
私も最後3回だけめちゃハマりました笑。
結局西野七瀬さん演じる「黒島沙和」が黒幕だったわけですが、彼女は「人を殺すことを愛している」と言っていました。
どうにも止められない殺人衝動。
私は純粋になぜ? と思い、現実にも同じような犯罪者が少なからずいることを思い出しました。
常人には考えられないそんな人たちへの「なぜ?」を解消しようと、この本を読みました。
結論から言うと、今その知的好奇心は完全には満たされていません。
それも当然です。人の数だけ動機があり事情がある、一概には言えないものだから。思っていたより心は複雑なものなのですね。
でも、彼らと私も同じ人間なんだ、と思いました。
この本では、名古屋大学に通う女子大生が自宅アパートで老婦人を殺害した事件を中心に、類似の「人を殺してみたかった系」の殺人事件にも数多く言及しています。
結局、犯人の彼らに共通するのは、自分の存在を認めてもらう機会が少なかったということではないでしょうか。
ここが自分とも共通する部分だと思ったのです。
私は幸いなことに、家族にも彼氏にも数少ないけれど友達にも、自分の存在を認められていると感じています。あなたはこの世に存在していい、と思わせてくれる感覚です。
でも、その感覚が不安定になることも多々ありました。
思春期の親との衝突、不幸せな恋愛、この2つが主なトリガーとして思い起こされます。
自分の存在を確固たるものにしてくれる他者との関係が揺れ動いた時、人は大きく揺さぶられます。この状態が常に続くと考えると…。
前に何かの記事でも書きましたが、よっぽど深く関わる人間でないと、この欲求は満たすことができないと思います。
だから、結局犯罪者の家庭環境に原因が帰結する。特にまだ若い場合。家庭が最も深く関われる・関わる場所だから。
同時に、「普通に」育てる・育つのはすごく難しいことだと感じました。
結果的に凶悪殺人を犯した彼らも途中までは「普通」だったわけで、殺人者となったのは徐々なる変化によってだったのです。
過度でも過小でもない愛を注ぐことが「普通」に育つ一番の方法かなと考えますが、それもまた難しい。
難しいことだらけ。
だから、私だって、皆さんだって、これから殺人者になる可能性はゼロではない。
そう考えると恐ろしくなります。生きることの難しさに途方にくれます。
正直にいうと、私には理解が及ばない部分も本の中にはありました。
この名古屋大学の子は「新たなタイプの犯罪者」だということです。
多分、私の現代社会の俯瞰・理解が足りないから分からないのだと思います。
だから、わかる時を気長に待ちます。
読書感想文の初めに書いた『夏の陰』ですが、この2冊が通じるところもありました。
フィクション・ノンフィクションの違いは、ここでは違いではありません。
私たちは普段、犯罪の過程や結果と簡単な動機のみ、数分のニュースで知ります。ごくごく一部の切り取られた部分だけを目にします。
でも犯罪って、様々なお肌トラブルの結果表面にできてしまったデキモノのように、複雑すぎる人間関係の綻びとなった部分なのですね。
当たり前じゃん、と思う方もいると思います。私も頭では理解していたつもりでしたが、なんせ実体験がない。なので、実体験とは程遠いですが、読書を通して他者の経験を自分の中に取り込みました。その結果、感覚を伴ってこの結論が出てきました。
このデキモノ、犯罪をなくすために、社会では多様な役割の人が奮闘しています。
犯罪・政治・生活…事象ごとに名前はついていますが、切り離せるものではない、と感じることができました。
分からないと行動ができない。この読書体験が行動を始める一歩になったらいいなと思います。