秋はノスタルジー
今週のお題「秋の空気」
初めて「今週のお題」とやらの記事をかいてみます。
秋が一番好きな季節だっていう方、きっと結構多いのではないでしょうか。
私もそのうちの1人です。
なぜかというと、誕生日があるから〜!!!笑
誕生日は幸せな記憶しかない日。そんな人生に感謝ですね。
私は東北の出身です。だから、東京に来て、故郷で感じていた「秋の空気」をあまり感じられなくなって寂しい気持ちです。
でも、私が故郷で「秋の空気」だと思っていたものは、東京では「冬の空気」なのかもしれません。
東北の秋は早いです。お盆を過ぎたらもう夏は終わり、今年も冬がくるね〜という感じになっていきます。
私が通っていた都内の大学には、鮮やかな黄色に紅葉するイチョウの木がたくさんありました。
最初の秋。待てども待てども紅葉しない。やっと黄色になったのは確か12月のことだったと思います。
とんでもなく遅れて秋が来るんだなあ、なんて思った記憶があります。
秋の空気を押しのけるように東北にやってくる冬の匂い。これが大好きでした。「冬の匂いがする!」って高校の昇降口を出て友達とはしゃいでいる記憶が、今も鮮明に蘇ります。
実態は「冬の空気」なんだけど「冬の匂い」っていう表現がしっくりくるんだよなあ。
冬の匂いの正体ってなんなんだろ。
この感覚を共有できる人とは、心のつながりを感じます。
きっとこの先の人生、いろんな場所に移り住むのだと思います。
その度に、新しい感覚を得て、古い感覚は忘れてゆく。
今は、手のひらにスマホさえあればなんだってできるように感じてしまう時代。
でも、やっぱり身体的空間に属したものもあるんですね。
古い感覚は忘れたように感じてしまうけれど、きっとその場所に戻れば思い出せる気がします。ノスタルジーの一種の正体かな。
今年も秋がやってきて、やがて冬になります。
自分が留まっていても、季節は過ぎ去って行きます。
ゆったりと、季節の空気を感じながら、生きたいです。